「意外と知らないリザーブドインスタンス。すぐに効くコスト削減」#jawsdays – JAWS DAYS 2014 参加レポート Vol.16
こんにちは 大場 です。JAWS DAYS 2014 のレポートです。 今回は「意外と知らないリザーブドインスタンス。すぐに効くコスト削減」です。
講演者
1) RI によるコスト削減 アマゾンデータサービスジャパン株式会社:髙山 博史さん
2) RI の売却のお話 CloudPack:櫻井 貴江⼦さん
セッション概要
バリバリAWSを使ってる方や技術的に詳しい方も意外と知らない料金割引のオプション「リザーブドインスタンス」に関するセッションです。リザーブドインスタンスって…「申込書が必要?」「料金1年分の前払い?」「1年縛りだから使い続けないといけない?」「スケールアップ出来ない?」「エンタープライズ向け?」いずれもよくある勘違いです。今回は、よりマニアックに使わなくなったリザーブドインスタンスをマーケットプレイスで売却する方法もご紹介します。
当日の資料ではないのですが、当日の内容に近いものを上げておきます。
RI によるコスト削減
「RI ファースト!」という髙山さんの言葉が非常に印象的でした。
RIを買ったからといって、インスタンスを丸一年起動し続けないとメリットがでないかというとそうではありません。こちらの "シミュレータ" 等使うとわかりやすいのですが、1年未満利用のケースなどにおいても、RI を買ったほうが安く済むケースがあります。使い所を抑えておくだけで、年間のコストを大きく抑えられことをこのセッションで改めて認識しました。
RI の売却のお話
セッション冒頭で「RIの売却のお話をしますよー」との説明がありました。恥ずかしながら「RIが売れる」 *1ということを知らずにこのセッションを受けたので、とても興奮しました。セッションでは、以下のとおり、RI を売るための前提条件、売るための手順の紹介がありました。
売るための前提条件
アメリカの口座が必要であったり、30日以上ステータスがアクティブであったり、、と いろいろな前提があるようです。詳しくは資料をご参照ください。
手順
・RI Marketplace に登録 ・名前、アメリカ口座情報、個人の場合はドライバーズライセンスなどを入力 ・いらなくなった RI を指定して、何個売るのか、いくらで売るのかを入力
これらが完了すると Marketplace に出品されるようです。出品されるとコンソールの RI 画面で「どうゆう条件で売っているか」が確認できてこれが売れると「売れましたメール」「入金しましたよメール」がくるようで、どこの国の方に売れたかなどもわかるようです。
現状
RIの売却は上述の前提条件などもあり、US の方では活発のようですが、シンガポールはポツポツ、東京はまだ少ないということでした。やはり、アメリカ口座が必要という点で、ハードルが高いということでしょうか。日本でもこの仕組みが簡単に使えるようにならないかなーと強くおもいました。
まとめ
RI を使いこなすことで AWS の利用費は大幅に抑えることができることを再確認できるセッションでした。 RI 自体の機能拡張も目が話せませんね。髙山さん、櫻井さんありがとうございました!
脚注
- いろいろな前提条件あり ↩